所感
市民劇って バランスが難しい。
先日の大雪で稽古が止まったので、私は物凄く内心焦ってるんですが、他の人は 焦ってるけど いい意味でなるようにしかならねって思ってそうな雰囲気。仕切る人が不在で、焦ってる私が結果的に仕切ってるみたいな状態に今なってる気がする。
とはいえ 立ち位置的に出しゃばるのも違うんだよねーと頭ではわかっている。でも、思ったら つい口を出してしまう性格。とはいえ 半ば 自分のエゴのために、場の雰囲気を悪くしたり、負荷をかけるのは違うと思ってる。無意識レベルで気を遣って疲れてる自分がいる気がする。
楽しいけど疲れてまうねん。この人はどこまで言っていいのか とかも 探り探りだし、この人は焦ってる人で、この人はなるようになるの人で、今一番しなきゃいけないのは誰のフォローかで… とか 無駄に気を回している。勝手に疲れてる(==)
レベル的に限界があるとはいえ、なんとなく出来にはこだわりたいって思ってる。到らなくても現時点の100%にしたい。
テレビで歌唱王かなんかをやってて、それを見ながら「プロは、常に90点台を出せる人でよくて、100点以上でなくても良いんだろうな」と思った。でも、好きでやってるものならやっぱ 現時点の100点 ちゃんと出したいって思ってしまう。駆け出しだからかな。いつまでが駆け出しなんだろうかな。あと3か月ちょいで会社員やめて丸一年になっちゃう。時間ってすぐ過ぎる。
と愚痴りつつも、今日 一番 心に残ったのは、衣装合わせで着てきた服を脱いだおじいちゃんのシャツが後ろ前(背中に胸ポケットが来てた)になってて、そのシャツを脱いだら下には奥さんにばしって張ってもらったホッカイロが斜めにはってあって、衣装をあてた時、ぽーんと出だお腹を力士のように叩きながら「良い衣装やの~。おら 死んだときの写真でも撮ってもらわんなんかの」みたいなことを言ってきて笑「何言ってんすか、まだ早いっすよ」 と かツッコんだこと。彼は80代で、自分がこんな風に喋ったり動いたりしたいってイメージはあるけど、思ったように身体が動かない段階にあるけど、四苦八苦しながらも 笑って一緒に時間を過ごしてくれている そのことこそが、市民劇の醍醐味な気もして。
私はきっと相対的にはまだ若いうちにはいってて、自分も他人も、がんばった分はちゃんと評価してもらいたいから 結果も重視したい。けど、作り上げてく過程を大切にし、楽しむことができたなら 市民劇はそれでいいのかもしれないって、ちょっと思った。ちょっとね。
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