マリーナさん
ロシアの国営放送のスタッフであるマリーナさんが、ゴールデンタイムに NO WAR と看板を掲げてプロパガンダ批判をしたニュースを見て、非常に揺さぶられている。正しいことをしている 彼女の今後を思い、勝手に心配してドキドキしてしまう自分がいる。正義がまかり通らない世の中を悲観しているんだろうか。どうか 彼女の想いが届きますように。どうか 無事でありますように。
ニュースによると、彼女はお父さんがウクライナ人で、お母さんがロシア人であるそう。自分と違う考えの人とも うまく折り合いをつけながら 共に生きていけることを実感しながら 育ってこられたのだろうとお察しする。私自身も最近よく 自分と価値観の違う人と共生することの尊さを実感している。個人的には好き嫌いも多いけど、誰かが間にかんでくれれば わだかまりがとけることもあるし、要は より豊かになるのだ。育ってきた環境や培ってきた経験、今現在の自分をとりまく人間関係は自分の思考や感情に強い影響を及ぼす。
彼女の行為は 命をかけたそれだけど、同時に、今 この状況で 彼女がそういう行動をとったことは、彼女にとって とても自然なことなのかもしれない…と思った。大切な人がいるのは大切なこと。大切な人が嬉しければ嬉しく、大切な人が悲しければ悲しい。そのまた先の大切な人の大切な人の幸せや不幸せも連なっているから、実は 赤の他人と見えるような人の幸せ・不幸せも、自分のそれと繋がっている。そういう意識を持つことが、これからはもっと必要な気がする。強烈な偏愛は、認知を歪ませる。
声をあげる人の想いが 届きますように。私も戦争はとにかく反対です。どうしても 利権の外にいる市民が巻き込まれてしまうものだから。動揺するからこそ、穏やかな気持ちでいたい。
0コメント