汚話

実家に帰る度に家族の愚痴をきいておる。自由気ままの身の代償と思ってます。

祖母は毎朝、起きて デイサービスの迎えが来るまでの2-3時間ほどの間に トイレの紙を1ロール使うそうである。ひどい時は 2ロール 空芯が出るらしい。

過去に一度、亡くなった祖父もトイレの際に紙を使いまくって 管が詰まり、弟と母で一生懸命 トイレのスッポン棒で詰まりの解消に苦戦していたことがあるが、その記憶がフラッシュバックするからか、母は「詰まるからやめて!」と 毎度 本気で怒るのである。多分、出てないのに 残便感をなんとかしたくてトイレに行きたがる祖母。それを止める母。おんこ漏れたらどうするがいね!とキレる祖母。行ってもいいけど紙使わんといてね!という母。おんこ ついたまま歩いとれっかいね!とキレる祖母。というやりとりののち、デイサービスの人が迎えにきたら、急に 品の良い淑女感を出す祖母。それを晴やかな笑顔で送り出す母。そんな 毎朝のルーティン。

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にしても 年取ったらシモの話で盛り上がるのは何故だろう。や、年は関係ないか。とりあえず、今 祖母が通っている デイサービス先での入浴について、「(共同)風呂の順番は先でなけんと、あんなもん、どこのじーはん、ばーはんが (風呂桶の中で)ちっこだの おんこだの しとるかわからんわ。きったない。やーなってくる。」的なことを言っては 毎度 祖母の妹さんと2人でバカウケしている。綾小路きみまろが流行った理由がわかる気がする。悲哀を笑い飛ばしたい感じ?

御身88歳の米寿の祖母の「デイサービスに通ってる他の人はみんな年寄り。私だけ若い」という自信はどこからくるんやろか と思うが、まぁ、単純にそういうキャラなんかも。負けん気の強さは私も継いでるが、自分がもし米寿位まで生きる羽目になったら、もう少し 乙女なババアになりたい。(でも 人を笑わせたい血はもらってるから、普通に下品になるかも。)

不器用なりに自由を求めてあがいてる女の日記

明るく、おかしく、逞しく。