癖の話し

なくて七癖、という諺を聞いたことがあるが、やはり人には癖ってもんがあって それは強固。個性となるほどのものだと、芝居の練習をしていると自覚させられる。自分の癖も、他人の癖もね。(他人の癖のが わかりやすいけど。)

誰からも芝居を教わったことがないという独学の師 曰く、私はやっぱ高校演劇上がりの癖が若干ついてる節がある。指摘されるとすごく自覚ある。それが良いとか悪いとかってことではなく、そういう文化の中にいた自分の癖をいかに自覚して不必要な時に出さない我慢をできるかが大事と思う。自制心っつーか。「何もしない」ことは、「何かする」ことよりも難しい時がある。

ダンスとか歌とかを、飽きるの防止対策で、芝居の中にふっつーに取り入れてた時代はあったみたい。ストレートプレイでは飽きるから、ダンスや歌という弾を仕込んでおいて お客さんを飽きさせないようにするってこと、昔の俳優さんは当たり前のようにやってたらしい。OP、中間、EDと3回位ダンスシーン入れたり 歌ったり とか。

周りを楽しませる才に長けること、支持されること、現場の対応力、人の注目を集める力、そーいうのが結局 役者としての能力が高いと言える才能?と思うが、※ただし、エンタメに限る ってのはあるかも。体力ないからキツイ思いしてんだけど、やっぱ色んな現場を経験するってすごく刺激になるなぁ、と思っている。森田雄三さんがご存命だった時に、ご一緒できていたら良かったのになぁ。若いうちに我慢してはいけないよ。でも あの後悔があったから、私は仕事を辞めて 好きなことに時間を使うことに、自分の価値基準を置けたのかもしんない。

過去には戻れない。

不器用なりに自由を求めてあがいてる女の日記

明るく、おかしく、逞しく。