永遠の愛を求めて

表現活動をやりながらフリーランスで生活をしていきたいという気持ちが昂じ、4/25に会社を退職しました。


上司に 退職意向を伝えた後の私は、ただただ呑気に、

「よし! 退職したら、まずは脚本を書く勉強をしながら バイトをして、演劇やったり 歌を歌ったりする機会をとにかく増やして場数踏もう!」

と 思っていました。


ところが、音楽ライブや演劇公演がことごとく新型コロナウイルスの集団感染・クラスター発生 の可能性から自粛を求められる風潮となる中で、

「いやぁ、こんな未来は想像できてなかったな~…」

と戸惑いを感じました。

また「芸術で生活をしている人もいるのに、自粛が当然という世間の風潮」と「満員御礼のスーパーや電車」の不条理にも モヤモヤを感じました。


しかし、ここでへこたれては退職の意味がない!と 新たに映像撮影・編集をやってみたり、ライブハウスを昼に開けてもらって友達と2人で練習をさせてもらったり、脚本を書くことに興味のある人達とオンラインで勉強会をしたり、オンラインミーティングで情報交換をしたり。気持ちを切り替えながら、この状況下だからこそ やれることにチャレンジしてきました。


ただ、色々と 挑戦する中で、やっぱり 私が一番やりたいのは 瞬間芸術 だなぁという気持ちもムクムクと頭をもたげてきます。

ぼんやりしてる時、つらい時、退屈な時、虚しさを感じる時など、ふと思い出し「あの時、最高だったなぁ…(言葉にできない)」と思えるもの。立ち会ってる時に「この瞬間のために生きてる…!」と思えるものをつくりたい。そういうものが生まれる現場に携わりたい。そんな気持ちが、4年間 前職を続けられたモチベーションになっていたし、自分が表現活動をやる時に目指したいもの、原動力の源になっていると思い出します。もちろん オンラインもまだ全然 試しきれていないので、色々な可能性があるとは思うんですが、オンラインだけでは表現しきれないものもあると素直に認めたい。


***


プライベートでよくお世話になっている氷見の 紅茶のとびらのかっこ店長が占いをやっているので、「今の私へのメッセージを教えてくださいっ」とお願いして オラクルカードを引いていただいたところ、

「永遠の愛」

というカードが出ました。

自分が 今 注いでもらっている愛情(安心して受け取ることができるもの)をきちんと受け取ることで、自分も、自分の 恋愛 仕事 人生で、愛を表現したり、愛を与えたりすることができるとのこと。


私は割りと「自分なんて…」という感情に引っ張られがちです。出る杭は打たれると言いますが、感受性が強いこと、ちょっと変わっていること、空気が読めない発言をしてしまうことなど、揚げ足をとられる度に、自分で自分を否定してきました。

何かをやって褒められても「真に受けていい気になってはダメ。調子に乗れば、天狗になった自分を影で指差されて笑われる」と、警戒心強めで、素直に受け取れてきませんでした。

嬉し過ぎて恥ずかしく思う位の時でも「この方は優しいから、気を遣って言葉をかけてくれているだけだぞ!」と、浮き足立つ自分を 必死で抑えつけていました。


でも そもそも褒められようが褒められまいが やりたくてやっているものだし、それがどんな切実な思いでやっているのかは私にしかわからない。一生懸命やっていることが相手に刺されば それほど嬉しいことはない。(刺さらなくても関心を持ってもらえたら成長のチャンス)私がやることを受け止めて 好意的な感想を抱いてくれた人に対し、自分の狭量な 恥ずかしさや疑心暗鬼から 曖昧な態度をとるのはとても失礼なことだよな と思い直しました。


先日、私の演劇を過去に見て良かった!と言ってくださった方から「オンラインで体験できるものには限界があるし、場の空気を共有できる場で何か見たいな」と言っていただいたので、少しでも 応えられたらと思い、7月26日(日)に1人芝居をやることに決めました。「永遠の愛」への第一歩です。頑張ります。

不器用なりに自由を求めてあがいてる女の日記

明るく、おかしく、逞しく。