思いが伝染ってく

市民劇 右門、関係者の熱量がそれぞれにいい作用を起こしていて、どんな出来になるのか未知だけど、準備を楽しめてきています。

役者というより助演出とか、全体のフォローって意識が強くて、でもチラシでは役メインで名前が出てる。不思議な感じ。

裏では、ドライブ中に台詞を覚えて、同時期に関係しそうなものに触れて台本に書かれてる言葉のイメージを膨らませてみたり、髪を切る段取りをつけてもらったり、稽古スケジュールの調整・連絡したり、台本の修正したり、衣装のアイロンがけしたり、稽古中のチャチャ入れしたり(?)。私なりに一生懸命やっていることを評価してもらえているのか、今日も寝坊して大遅刻とか…やらかしたけど、イジられつつ、とても可愛がってもらっていて… 恐れ多いことだ…(少年期 右門の口癖)

脚本を書いた山下先生は参考文献に基づいて時代考証もしながら作ってらっしゃるので、当時の考え方やセリフの意図などを聞いたら全部きちんと返してくれる。たまにそこはどっちでも良いや、というところは好きにやらせてくれる。製作した小道具の配達や、関係者への挨拶まわり兼ねた告知など庶務的なことも嫌な顔なく進んでやってくれる。

衣装の長原さんも、衣装の参考文献から色々なことを提案してくれて、衣装の手直し(サイズや丈を合わせたり、形を変えたり、あえて汚して色をつけたり)もゴリゴリやってくれて、頼りにしてると声をかけて衣装の着方、畳み方、所作など色々なことを教えてくれる。

制作の寺岡さんは、広く深い人脈で色々な人をアリ地獄的に巻き込みながら、自分が作った企画とそれに携わる人の思いが報われるように、一生懸命、調整や根回しをしてくれる。自由にやらせてくれる上、うまくいったらあなたたちの手柄、いかなかったら俺の責任、みたいなことをいうカッコ良さである。懐深い。

役者陣もそれぞれが得意なことで活躍している。本自体は難しいけど、セリフ覚えたその先にあるものが、ようやく見えようとしてきている(笑) セリフ覚えきってからが、練習の醍醐味だよね。高校生の底力にも期待。

ラポールの宮崎さんも、小物制作のにいくらさんも、美容師の遠藤さんも、まだあまり話してないけど深く関わってくださってる方達で、これからもっと色々な話しがしてみたい。

みんなプロフェッショナルで、奇跡みたいな環境なんじゃない?って思う。でも健康であることが前提での楽しさだから、コロナ対策だって、それ以外の体調&メンタル管理だっておろそかにはしない。

長原さんと衣装の手直しやアイロンがけをしながら過ごしてる時、アマポーラフェスの準備をしている時のこと思い出した。"良いものにしたい、その一心なの。暖かい部屋で、衣装を地道にこつこつ縫うでしょ。その時間が、とても幸せなのよ。"って言う長原さん見ながら、清くて眩しいというか、ご一緒できてホントによかった!嬉しい!って思う。

時間はいつか流れ去るから、丁寧で優しい時間を重ねていきたい。すごく幸せです。

不器用なりに自由を求めてあがいてる女の日記

明るく、おかしく、逞しく。